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2010/08/09

その後の居候猫

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今年の冬、我が家にやってきた2匹の居候猫、譲渡会の会場でお見合いをしてから早、半年が経とうとしています。その内のサビ猫だった「ジル」はその後、めでたくキッチンの裏から出てきて今ではすっかりなついて我が家のネエサン猫になっております。

 以前は触れることさえ許さなかった猫ですが最近は擦り寄ってきては「おやつまだ?」と言い続けております。我が家は女房と私が一日に1回ずつ餌とは別におやつをあげる習慣になっているのでその時間が待ちどうしくて擦り寄ってくるのです。

 それでも今でも「抱っこ」は絶対駄目です。この手の猫は結構いるのですが前の猫も「抱っこ」だけは死ぬまで駄目でした。

 もう1匹の猫「バロン」はこれはもう譲渡会の会場でお会いした元飼い主の方が「やんちゃで・・・」とこぼしていましたが全くのヤンチャで手に負えません。去勢手術も終えたのでどうしてもオスの猫は太ってしまいますがバロンも一回り以上も大きくなってもう我が家に来た当初の可憐さはなくなって今ではすっかりちょっぴりオデブの青年猫になっています。

 バロンは猫年齢で生後8カ月といった所なので人間でいうと1718歳くらいで元気持て余し気味の高校生猫といった感じでしょうか。

 一方のジルは生後丁度1年位なので2425歳位のちょうど大人になりかけたお嬢さん猫といったところです。

 2匹はまず朝、我々が起きてくるのを部屋の前で待ち構えています。バロンは兎に角、朝一番で私の膝に乗ってくるか抱っこをされて2階から下りてくるかどちらかの習慣を果たさないと朝、大変な事になります。朝、私が遅く起きたり、早く出掛けなくてはならなくてこの習慣をパスすると朝から家中をやたらめったら走り回り、あたりかまわず噛みつくは引掻くわで今まで夫婦2人でどれだけ出血の憂き目にあったか知れません。二人ともあちこちに傷跡が残ってしまう有様です。

 ジルの方は兎に角要求は「ごはんまだ?おやつまだ?」だけで、譲渡会の時にも「この猫は本当に性格の良い猫で・・」と元の持ち主から聞いていましたが本当に自我を主張することなく穏やかな猫です。

 餌を食べる時でも必ずバロンが先で決して自分が先に食べる事はありません。自分のお気に入りの椅子があっていつもそこで寝ているのですがバロンがその椅子が欲しくて横取りしても諦めてバロンが起きるまで別の所で寝ています。

 でも、そこそそれ、お姉さん猫の強みで、体こそ一回りバロンに追い越されてしまいましたが気概では絶対負けることなく余りバロンが我儘が過ぎるとパシン!と猫パンチを繰り出して喧嘩に負ける事はありません。

 そういう意味ではジルの方が野生に近く、バロンの方が飼い猫に近い性格だと思われます。今まで飼ってきた猫でも大きくこの2通りに大別出来るような気がします。

 良くあなたは猫党ですか犬党ですかと聞かれるけど私はどちらかというと猫党かも知れません。猫は犬と違ってジルのように決して最後まで慣れない(語弊があるかも知れませんが・・)性格を持っている場合が多いです。飼い主に忠実で必ずしつけを守るというような動物ではありません。どちらかというと「人間に世話をさせてやっている」といった方が近いかも知れません。

 自分が厭な時は決して寄ってこないし、ちょっと肌寒くて人肌が欲しいときは寄って来て人を炬燵代わりに使って降ろそうとすると引掻くし・・・我儘し放題です。又、そこが猫の良いところだと思います。

 それと猫は犬と違って留守番が出来る所がよいですね。犬は置いていくと餌があればある分だけ食べてしまいますが猫は決してそんな事はなくて自分が欲しい分だけ食べれば満足しています。そういう意味では飼いやすいかも知れません。

 我が家は家猫なので外には出さないのですがそれでもベランダを開けておくと出たり入ったりして遊んでいます。我が家のベランダには網をはったので彼等には格好の遊び場所なのです。

 譲渡会に行くまでは兄弟猫を探していたのですが丁度、居なかったので諦めていたところで見つけたバロン、そして帰ろうとしていた所で私の腕に押しつけられて迷惑したであろうジル。

 今から考えると多分5分位だったと思いますが(ジルにとっては長時間、耐えられない位辛い長い時間だったろうと想像しています)良く大人しく抱かれていたと思います。今では本当にこの2匹にして良かったと思っています。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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