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2010/07/17

腕時計の変遷

 皆さんは自分がいつから腕時計を着けたか覚えていますか?私は多分、中学受験の時に必要だからと買って貰ったような覚えが有りますがはっきりとは覚えていません。

 しかし、その頃はまだ手巻きのゼンマイでよく腕から外して手でつまみをエッチラオッチラ廻していました。このつまみが結構、腕に食い込んで痛かった。その内に自動巻きなんてものが出来て手を振っていると自動的にゼンマイが巻かれてもう手でつまみを廻す必要がなくなりました。その時はやたら必要でもないのに腕を振って歩いたり時計が止まりそうになるとやたら腕を振り回していました。

 何だか今、思うとこの自動巻きの時代が結構長かったような気がしますがその内にソーラー時計なるものが出てきてお日様に時計を当ててると自動的に内臓されたバッテリ-が充電されて何もしなくても何時までも時計が廻っているというものが出て来ました。

 私もこれは便利だと思いつい買ってしまいました。もっとも私は別にこのバッテリーが自動的に充電されるのが欲しかったのではなく電波時計の機能が付いてて時間が自動的に補正されて常に1秒も狂うことなく時間が見られるという事にすごい魅力を感じて買ったのでした。

 しかし!そこに落とし穴がありました。先ず最初の思い違い・・・それはお日様に時計を当ててれば永遠に時計が動き続けると思っていた事。ちょっと考えれば分かりそうなものですがそんな訳はないのでバッテリーが消耗して充電機能が落ちてくれば当然、いくらお日様に当てても充電なんかしない訳で結局、バッテリーを交換しないと駄目な訳です。

 問題は昔みたいに手巻きのゼンマイ時計ならばその場で巻けば直ぐに復活するのですがソーラーバッテリーの場合はバッテリーが切れれば当然、何も表示されない訳で、時間も何も表示されていない真っ白な丸いガラスを腕に巻いているだけで何の特にもならないという事にその時、初めて気が付いて・・・こりゃダメだと思いました。

 次に気が付いたのは或る日、フト時計に目をやると11日午前0時の表示になっておりウン?なんだこりゃと思ったのですが、どうもバッテリーが上手く充電出来ないと定期的に行っている電波時計の標準時の調整が上手くいかなくなり表示画面が11日午前0時に自動的になってしまう様なんです。

 やれやれ又か・・・と溜め息をつきながら運転中に出来るだけ腕時計が日に当たるようにハンドルの上で腕の位置を調整し涙ぐましい努力をする羽目になります。

 しかし、ふと考えてみたら車の中だってちゃんと時計表示はあるし、携帯電話だって時計表示はあるし、昔みたいに何処にも時計がなくて時間が分からないなんて事は現代ではないわけでじゃ、腕時計なんて必要ないのかな?何て思っていたらやはりTVの番組で最近腕時計をしない人が増えているなんて事を聞き、それじゃ時計が売れない訳だと納得しました。

 なにやら最近は高級な腕時計が売れていてどうも実用的なのは余り流行りじゃないみたいですね。最近ではサッカーWカップで活躍した本田選手が何故か両手に腕時計をしているのが話題になり彼はバランス感覚を大事にしたいので両手にしていると言っていましたね。

 まあ、色々ありますが私は兎に角1秒も狂わないという機能を持った時計はそれなりにすごく気分が良くやはり大事にしていこうと思っていますが、玉に傷はこの時々、表示が消えてしまうという欠点なんですよね。

 こういっちゃ何だけどエネルギーは手巻きで時間合わせは自動的に行われるなんてマニュアル機能とハイテク機能を併せ持ったような時計はないですかね?

 何も普段、11秒を争って生活している訳でもなく、むしろノンビリと一日を無駄に過ごしている事が多いので別に1秒と狂わない時計が必要な訳ではないのだけれど例えばFMから流れてくる時報の瞬間とかTVの時報の瞬間とかに自分の時計がピッタリとあってるという快感がたまらないというだけなんですけどね。

 「普段は誰も見てくれなくても、見掛けはのんびりしている様だけど私だってやるときゃやりますよ」というこのソーラーバッテリーの電波時計の正しい姿勢が好きなのですよ。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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