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2008/10/13

第2回八ヶ岳音楽祭

 ひょんな事からプロとアマチュアのオーケストラ&合唱祭「八ヶ岳音楽祭」の会場受付のお手伝いをする事になってしまった。

 この音楽祭は12年前に「北甲斐音楽祭」として八ヶ岳山麓在住の有志が中心となって始まったクラシック音楽祭らしい。「らしい」というのも変ですが私が聞き始めたのは昨年からで丁度、名称を「八ヶ岳音楽祭」と改めて今年で2回目なので私としては2回目の音楽祭なのです。今年は著名な指揮者、飯守泰次郎氏を迎えコーラスを加えてモーツアルトの「レクイエム」がメインの演目でした。

 で、なんで私が会場のお手伝いかというとある日の夕方このコーラスの練習ピアノを担当する知り合いのOさんから携帯に電話が入ったのが始まりなのです。Oさん曰く「確か以前、お手伝い出来ることがあったら言ってくださいって言いましたよね」「エッ?エ~マア~」「でね、もう私、決めちゃいましたから」「ハッ?」「会場の受付責任者。お願いしますね」「受付責任者・・・私がですか?」「詳しい事は後日説明しますから。お願いしますね」「ハ~、でっ私は何をすれば良いのでしょう?」「難しい事は何もないですから、詳しい事は後日」「ハ~」

 またもや今年誓ったもう色々な事に絶対首を突っ込まないという誓いをこの優柔不断な性格が邪魔をし嫌な予感が頭をよぎる。心の中で警戒信号が発令されている。「どうすんだよ、又、いい加減なこと言うからこういう事にナンダロ、全くだからお前はダメなんだよ」と心が叫ぶ・・・しかし、こうなったからには後には引けないのだ。そうなのだ。

 で、後日、詳しい話を聞きにOさんの家に行きどんな事をすればよいのか伺うと、どうやら会場を担当するボランテアスタッフ14名程の責任者となってまとめてくれれば良い。しかも段取り等についてはすべて出来ており要は何かトラブルがあったらとにかく頭を下げてその場を収めてくれれば良いからという話で、まあ、それなら大したこと無さそうなので良かった良かったと納得し引き受けた次第なのです。

 しかし、まあ、こういう話は大した事ないとはいいながらも大した事がある訳で、大した事が無いようにするのがどうやら私の仕事であるようで・・とにかく様子が分らないので当日の進行表及び分担表を運営スタッフの方にお聞きしながら作って頭の中を整理し当日に備える事にしました。これさえ作っておけば後は何とか廻りの人が助けてくれるだろうとタカを括りエイヤッとこの進行表及び分担表を作成してスタッフに配り後は皆で何とかしましょうという事にしました。

 しかし、400人規模の会場とはいえほぼ満員と思われる入場者を捌き演奏者もコーラスを含め100人位だろうか?これだけの演奏者が演奏するとなるとそれなりにスタッフとの連携が必要となり公演全体を取り仕切る芸術監督、及び実際の舞台上の運営を進行するステージマネージャー、コーラス指導をするトレーナー、コーラス練習を担当するOさんのような練習ピアノ担当者、オーケストラを指導するコンサートマスターそして当然指揮者、及びコーラスとオーケストラの各パート責任者、公演の記録を担当するカメラマンそれに加えて我々のような会場を担当するスタッフも当日のチケット販売から預かりチケットの引き渡し、VIPの誘導、車イスの方の誘導、お花の預かり、報道関係者への対応ハアハア・・・これだけ書くのでも息が切れそう・・・

 これ以外にも色々ある訳で、これらがいかに細かく打ち合わせされているかでその日の公演がスムーズに進行されるかどうかが決まるといっても良いという事になるワケなのです。マア、今回はこれらの事の大半を既に運営スタッフの皆さんが段取りしていて下さったお陰で俄かヨタヨタ受付チーフの私でもなんとか務まったワケです。

 本日、この公演が無事終わり打ち上げ会場を後にして先ほど帰ってきました。終わった終わった。何事もなくて良かった、良かった。来年は絶対、一般客として会場の中で聞くと決めたのでありました。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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