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2007/04/01

電脳生活者の暮らし

 ここ2カ月位、自分の会社のHPをリニューアルしようと思い、息子に「お前、出来るか?」と聞いたら「多分、出来るよ」というので依頼する事にした。これまでのHPは知人のプロのデザイナーに頼んで創って貰ったものでデザイン的にとても綺麗で気に入っていたのですがもう一年になる事もあり作り直す事にしたのです。「どの位時間かかる?」と聞くと「う~ん、2カ月位・・・」という返事、私にはその辺の事情が全く分らないので「ふ~ん、そんなに掛かるのか」と曖昧な返事をしておいた。そういえば前回のHPも友達価格でやって頂いて「暇な時にお願い・・・」と頼んでおいたので一年近く掛かった。何故、そんなに掛かるのかな~?と思いつつ作業に突入。

 その日からHPに載せる原稿作成やら写真の選定、新たな写真撮影などの雑多な作業が始まった。HPそのもののプログラム作成は息子の仕事だがそこに載せる原稿や写真の選定、全体の構成は私の仕事である。

 考えてみたら息子との協働の仕事をするのは今回が初めてである。最初は何だか気恥ずかしいような感じでスタートしたのだがHPを造る作業そのものについては全く息子に頼るしかない。小さい時からゲームに始まりコンピューター関連の作業は大好きだった息子なので社会人になった今は一人前にPCを操っているようである。

 普段から徹夜の作業が多い息子なのだがこの仕事に入ってから更に不規則な生活が続いた。HPに関して全く知識のない私に色々とその仕組みを教えてくれるのだが殆ど理解できないまま「ウンウン」と分ったふりをしていた。

 しかし、それでも何となく分ったのは電脳生活者の仕事というのも意外と地味な細かな作業の積み重ねなのだなという事である。

 私の仕事は家を造ることである。それこそプラン作成から始まって家が完成するまで地道な作業の積み重ねである。モノづくりというのはそういうモノだと思って来た。その反面、こういうコンピューターを使ったグラフィック的な仕事は我々とは全く違う一種、モノ造りとは対極的な職種なのだなという理解しかなかった。しかし、今はどうやら電脳生活者の仕事も意外と職人的な一面も持っているのだなと思い始めた。

 出来上がったHPの出来栄えはこれから様々な意見が出て来るのだと思うが息子が言うには「これは世界認定を取った正式なHPだからね、価値があるんだぞ。だからこの認定マーク貼っとく?」と聞かれ、良くその意味が分らない私は「取りあえず今はいいや」と答えておいた。きっと電脳生活者にとってはHP作成の世界ルールを守った作品という意義を訴えたいのだろうなと思った。

 う~ん、電脳生活者の暮らしもなかなか厳しいのね。

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コメント

息子さん、がんばりましたね。
ソースを見せていただきましたが、しっかりウェブ標準に則ってコーディングされていましたよ。
たいしたものです。

> 電脳生活者の仕事も意外と職人的な一面も持っているのだな

そうですよ。
もの作りの基本は同じです。
どこにこだわって、どこまでキッチリ作るかです。

くまぱぱさんさん、この度は大変お世話になりました。HPもモノ作りですね。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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