普通の暮らし
今の世の中、普通に暮らすのが一番難しくて一番幸せだと思いませんか?健康で、毎日ご飯が食べられて家があって家族が居て笑えて・・それが当たり前だと思っていたけど、どうやら今はそれが一番贅沢な暮しになってしまったのかも知れませんね。
あるビジネス書の中で世界で本当に一流と呼ばれる経営者にインタビューした記事が載っていました。その中で彼らが共通して持っている生き方は我々が思っているような高級レストランで食事をすることでも高級外車に乗る事でもなくただ単に日常の暮らしの中で如何に小さな幸せを見つけるかという事だったそうです。
朝起きて天気が素晴らしかった、今日は何となく体の調子が良かった、とり立ての野菜を頂いた、田舎から果物が届いた、新しい仕事が入った、懐かしい友人から連絡を貰った、面白い本が手に入った、等々、些細な事が幸せと感じられるかどうかでその人の暮らし方は随分変わるかも知れない。
前述の世界の一流経営者と私達との比較でこれだけは皆平等と言えるのは一日24時間しか持っていないと言う事。昨日よりも今日、今日よりも明日、明日よりも明後日一歩でも進める人は幸せを感じる事が出来る。
分かっているつもりでも私のような凡人には結構難しい。でも、思い出したら又反省、日々の小さな幸せに感謝しながら今日よりも明日は一歩進めるように暮らしていきたいと思います。
同感同感!!たまたま『流れる星は生きている』(藤原てい)を読み直す機会があって、引き揚げのすさまじさと同時に、今数学者・エッセイストとして活躍している正彦氏の三歳のときのこの苛烈な体験を重ねて読みました。「普通の暮らし」がどんなに最高なことで、得難いことか、きこりさんの記事を読んで思わず「同感同感」と二回、呟いてしまいました。
投稿: 寺岡寿子 | 2013/03/29 10:57