月のある暮らし
月のある暮らしって言ったって地球上で住んでいる生物なら皆、月のある暮らしを送っている筈なのですが文明が発達し人工の「明かり」が造られ次第に闇夜が明るく照らされる様になり人々は次第に月夜の明るさを意識しなくなりました。
日本でも明治6年(1837年)それまでの太陽太陰暦から太陽暦に暦が移行され次第に月よりも太陽の動きに合わせた生活を送るようになりました。
私も不夜城のような都会で暮らすようになり夜の月の明るさを意識する事がなくなりビルの間から覗く月をたまに見上げる程度になってしまいました。
都会から八ヶ岳の森の中に暮らしの拠点を移すようになり初めて闇夜の漆黒の意味を知り月夜の明るさを身をもって経験する様になりました。
この季節、夜6時を過ぎるとあたりは真っ暗になります。仕事を終え事務所を出て入口の鍵を閉めて駐車場に向かおうとする瞬間、フト空を見上げます。その時、夜空に月が出ていれば駐車場までの道は明るく、新月の時は目の前が真っ暗になります。それほどお月様の明かりは明るいのです。
人工の明かりに囲まれた生活では中々感じる事の出来無い「月明かり」ですがたまには照明を消して月の明かりだけで外の景色を楽しんでみては如何でしょうか?今まで見えなかったものが見えてくるかも知れませんよ。
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