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2010/06/05

記念日

 もう少しで自分の50数回目の誕生日を迎えます。もう誕生日を迎えて嬉しいという感覚は全く有りませがそれでも必ず来てしまうので仕方ないのです。というか、迎えられるだけ有り難いと言った方が正解かも知れません。少し前?ならもうとっくにアッチの方へ行っててもおかしくない年なので全く有難いことです。ガバイバアチャンではないですが生きてるだけ丸モウケなのです。

 何時の頃から自分の誕生日がそれほど嬉しく無くなったかは覚えていませんが、少なくても子供の頃は美味しいケーキを食べれたし大人たちが色んなもの買ってくれたりしたので嬉しかった覚えがありますが、何時しか自分達の子供を持つようになり、自分よりも子供達の誕生日パーテイーがメインになりそしていつしか、その子供達の誕生日を段々忘れがちになり(笑)そしていつしか子供達に誕生日を祝って貰うようになりました。これも家族の中での時の流れかも知れません。

 そういえば私の大好きな作家である椎名誠さんもエッセイで正しいお爺ちゃんになるんだと宣言しておりましたが全くそんな雰囲気になってきてしまいました。

 マア、それはそれとして記念日というのは色々ありますよね。誕生日をはじめ結婚記念日、卒業記念日、付き合って何年目記念日(笑)、終戦記念日、合格記念日、それぞれの家族の記念日や個人の記念日等色んな記念日があります。

 私にとって一番、意識しているのは家族の誕生日と結婚記念日かな、この結婚記念日というのがうっかり忙しかったりするとつい忘れがちになってしまってオットット何て事が今までも良くありました。

 今年は結婚して30年目に突入する年になりました。よくもまあ、長い事一緒に暮らして来たと思います。我が女房殿とは19歳の時に出会ってから一緒に人生を過ごしてきましたので、既に出会う前の時間よりも長く一緒に暮らして来た事になります。

 マア、こんな我儘な自分に仕方なかったにしろ(笑)一緒に傍に居て時間を過ごしてくれたのだからそれはそれでとても感謝しており、それだけに結婚記念日は例え忘れがちあったとしても自分にとっては一番大切な記念日かも知れません。

 もともと物事にそれほどこだわりを持たない性格なので直ぐに○○記念日とかいうのを忘れてしまうのです。

 この前、そういえば自分の父は幾つで亡くなったのだろうと思い、ふと計算しようと思ったら既に亡くなった年を忘れてしまい大体70歳過ぎ位だったなと計算し母が80歳なので「そうか母は父より長生きなんだな」と思い、自分は父親より長く生きるには後、何年生きればよいんだ?と計算してしまいました。

 そういえば退職記念日というのもあったな。東京でサラリーマンをしていた会社が最近TVや新聞をよく賑わせているのでフト「辞めて何年になるんだろ」と計算したらほぼ20年になりました。あのままサラリーマンを続けていたらそろそろ定年後の事を考えなきゃいけなくなっていました。

 事実、以前、その会社の社内報を見る機会があって見ていたら同期の連中が書いたコラムがあり「定年までの時間を有意義に暮らそうと思っています」みたいな事が書いてあり少なからずショックを受けた事を覚えています。

 しかし、マア組織の中で生きていればそりゃそうだよねと納得したのですが「もうそんな年になるんだ」というのが正直な感想でした。

 しかし、里山の地元のオジイちゃんやオバアちゃん達はいつまでたっても元気です。地元新聞の死亡広告なんていつも気をつけて見てるんですが昨日の新聞にも100歳なんて方が居ましたし普通でも80~90歳はまだまだといった感じです。沢山沢山、記念日が迎えられますね。

 先日、我々世代と共に活躍した、とある著名なシンガーソングライターのコンサートに女房殿と行ったのですが「前回の全国ツアーに来てくれた人、手を挙げて~」と言われてかなりの人が手を上げていましたが「今回が始めての方~」なんて言われ自分なんかもそうなので手を挙げたら「自分も随分長いこと全国ツアーしてるけどそれでもまだ会えない人がいます。今度行こうなんて思っていると二度と会えなくなりますからね~(笑)」とマイクを通じて言われ会場内が大爆笑でした。

 これから何回、迎えられるか分からない色んな記念日、皆さん大切にしないとそのうち迎えられなくなりますよ(笑)

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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