« おくりびとの作法 | メイン | 「エコ」と「勿体無い」と「家電量販店」 »

2009/08/15

お盆と渋滞と夏休みと・・・

 今年もお盆の季節がやってきました。普段、森の行き止まりに建っている我が家に夜、訪ねて来る人はめったにいないし車も来ない。しかしっ!この時期は道に迷った車が夜中に入って来て当然のように行き止まりになった道を車のライトが照らし出し呆然とする運転手さんが我が家の前で立ち往生・・・苦労して方向転換して元の森の中の道へお戻りになる。

 しかも、こういう車に限って近くの貸し別荘を目指す若いカップルが多い、だから車もマフラーを改良してあるイケイケ車ときているからたまらない。エンジン音を「バウバウ」いわせながらUターンする羽目になりその度に我がオンボロ車にぶつけられないかハラハラするのである。

 先日も夜中に「バタンドタン」と外で音がするので「何か音がする」と女房に言うと「お隣の別荘の人が来たんでしょ。いい加減人に慣れなさいよ」と叱られた。「人に慣れなさい」とはどう言う事?と思ったけど確かに普段はキツネやらタヌキやらしか会わないのだからたまに人に会うと驚くのも仕方ないのである。どうもこっちの感覚が野生動物化してるのかも知れない。

 しかし、この時期は本当に人が多い、昨日も事務所近くのコンビニにお昼の弁当を買いに行ったら駐車場が満杯で駐車場にすら入れない。自慢じゃないがこのコンビニ、普段は大型観光バスが普通に駐車場に止まって乗客が買い物をしている位、広い駐車場なんだけどそれでも駄目である。

 こういう時は店の中も戦争状態できっとレジのオバチャン達も目が釣りあがっているし待っているお客さんも「ったく、早くしろよ!」という目をして睨み付けているので近づかない方が良いのである。でもって、近所のもう一つの地元の商店街にある別のコンビニにいったら此処も満車・・・それでも先ほどの店程でもないので空くまで待って何とか1車分の駐車スペースが空いたのでそこに車をいれてやっと昼のお弁当をゲットした。いやはやである。

 そしてこの時期、最も恐ろしいのが道を探しながら超スローで走っている県外ナンバーの高級車さん達である。何せ廻りを見ていないのでこういう車の後ろについたらひたすら我慢するしかない。止まるのか曲るのか、どうしたいのか全く分からない。せめて「道に迷ったからちょっと止まるので左に寄るね」と言ってくれればこちらも「何処に行きたいのですか?」くらいは聞いてもよいのだけど最近の高級車は皆大抵ナビが付いているので性質が悪い。

 田舎の道でナビで走ろうと思っても大抵検索外である。「目的地付近です。ナビを終了します」と一方的に切られて終わり。さあ、この「目的地付近」が曲者・・・例えば私の事務所のある北杜市大泉町西井出の住所は建物が建った順番に住所が付いている。つまり隣り合わせの家でも全く住所が違う、あっちこっちに広がっているのである。しかも大抵森の中で目印なんてない。

 よく道に迷った人から「住所は○○番地なんですけど」と聞かれるけどこの住所があっちこっちに散らばって付いているのだから探しようがない。でもって道の真ん中で地図とにらめっこする羽目になるのです。

 ドライバーの皆さん、せめて道に迷ったら後ろの車の為にウインカーを出して道の横に車を寄せてから道を探しましょうね。そして地元の人達はこの時期は何処へも出かけてはなりませぬ。ひたすら買い溜めをしてどこへも行かずに自宅でじっとお盆が終わるのを待つのです。ホラッこの時期は「迎え火」と「送り火」で忙しいではありませんか。ご先祖様をお迎えして静かに家で過しましょう。

 間違っても、暑いからといって近所のコンビニにビールを買いに行ったりしてはイケマセン。じっと自宅で我慢しましょう。外で怪しい音がしてもそれは亡霊ではありません。ちゃんと足の付いた人間の仕業ですので驚く事はありません。

 キツネやタヌキさんは人間と遭遇してしまっても慌てて逃げずに良く右左を見て車が来ないか確かめてから森の中に帰るようにしましょう。

コメント

GWと夏休みの風物詩ですね!
私も前にのろのろ走る車がいて諦めて走っていましたが、後ろの地元車が私を思いっきり煽っていました。コンビニ相変わらず大盛況でしたね!都会から来ても求める物は都会の文化!そして天気が悪ければさっさと帰る、、、 山の本当の良さを何も知らずに帰る人が殆どではないでしょうかね? 慌しさが似合いません!
もっとのんびりいきましょう

泉原原人さん、こんにちは。
本当にここは慌しさが似合いません。ノンビリいこうじゃありませんか・・・ネッ

コメントを投稿

アシストのHPへ
八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

プロフィール

フォトアルバム

kikori

フォトアルバム