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2009/01/11

恐怖の煙突掃除

 先日、寒波に襲われた夜、仕事を終えて家に帰ろうと自宅に電話したら女房が「ストーブの煙が逆流して家の中が真っ白なんだけど・・・」と不機嫌そうな声。その瞬間、嫌な予感が体中を駆け巡り「分かったよ帰ったら調べてみるから」と不吉な予感を押し殺して帰宅。

 家について着替えてから2階に上がってストーブの煙突が屋根を貫通する部分を手で叩いてみたら「ガラガラガラ・・」と嫌な音が・・・あ~あ、やっぱり詰まってる。実はサンルームの増築が忙しくてここ2年程、煙突掃除をサボってました。もうそろそろヤバイかな~と実は思っていたのですが屋根に上るのがいやでサボっていたのです。

 あ~あ、自業自得とはこの事、まさかこの寒空にウッドストーブ無しで我慢出来る訳なく、その晩は何とか騙しながらストーブを焚いて翌日、夜が明けてから屋根を見上げると予想どおり屋根には夜露がびっしり凍りついていてとても上れない。しかも我が家の屋根の勾配は45度、幸い玄関を増築して屋根を緩勾配で継ぎ足したのでその上には何とかサンルームの屋根伝いに上れる。

 「こりゃ、昼過ぎて太陽が西に傾かなきゃ無理だわ」と一人納得して昼まで待って作業開始。毎度の事ながら45度勾配の屋根に突き出た煙突にたどり着くには反対側の天窓からロープを投げて片方の端を家の中の柱に括りつけ煙突側の屋根に投げたロープの端を体に結びつけて安全確保をしなくてはとても作業なんか出来ないのです。

 重い足取りを引きずりながら地下室に置いてある煙突掃除用のブラシとロープを取り出し、こびり付いたタールを取り除くための道具を腰袋に詰めて2階へ、ロープの端を近くの柱に括りつけ天窓を開けてそこから一旦、身を乗り出して反対側の屋根にロープを投げ、更にサンルームの屋根に出てから反対側の煙突のある屋根に乗り移りロープの端を捕まえて自分の体に括りつけ、「さあやるかっ!」と自分に気合を入れ、袋に入れた掃除用ブラシを取り出そうとしたら、何と手が滑ってブラシが屋根を転がって下の駐車場に転落。

 「ウッソ~・・・」しばらく呆然と下に落ちたブラシを眺めていても誰もそれを取ってくれる訳もなく、体に括りつけたロープをほどいて腰袋を外してついでに一旦いれた気合もとりあえず保留して、とぼとぼとさっき屋根に出た扉から中に入り1階に下りて玄関から駐車場に出てブラシを拾って再び煙突を見上げて溜め息一つ・・・

 「ふ~」再び、同じ手順を繰り返し、今度はブラシを落とさないように体に括りつけたロープの途中に括りつけてイザ再出陣!ロープを引っ張って煙突の上にたどり着き、作業が出来るように煙突に足場を確保してから煙突のトップを外し中を見たらイヤ~付いてる付いてる。どうしても煙突のトップは煙の温度が下がるのでタールが付きやすいのですがベッタリこびり付いてました。

 持ってきたドライバーでそのタールをこそぎ落とし、次に煙突の中にブラシを突っ込んで上から何度も上下させて煙突内のタールを下に落とします。その後で家の中に戻りウッドストーブの扉を開けて中にたまったカスを取り除きやっと掃除完了!

 これで今晩から安心してストーブが使えます。そしてその晩、買い物で遅くなった女房に代わり私が火を付ける事になり意気揚々と点火!・・した途端に家の中に煙が噴出した!ウソッ?何で?慌てふためいても後の祭り一旦付いた火を消すのは今度は大変。

 全ての空気取り入れ口を塞いで燻るストーブをなだめすかして鎮火するのをひたすら待ってから中の火種を取り出してやっと煙は落ち着き、訳が分からず呆然とストーブを眺めていたがフト思いたってストーブから出ている煙突の一番下を叩いてみたらギッシリと燃えカスが詰まっているではアリマセンか!

 確かにストーブの中に手を突っ込んで煙突の中まで掃除して手が届く範囲の燃えカスを摂ったつもりがその煙突の上で既に燃えカスが詰まって溜まっていたのですね。最初に煙突のテッペンからブラシを突っ込んで下に着いた感触を確認したのですがそれはこの詰まった燃えカスのテッペンだったのですね・・・しかしまあ、よくぞここまで詰まったもんだ。

 そういえばここ最近、ストーブの火のつきがメチャクチャ悪かったもんな。この所為だったのね。スマンスマンとストーブに謝りながら再着火。今度はスムーズに点火。そりゃ~もう快調に燃え上がり、「そうだよな、これが普通だよな」と改めてウッドストーブの素晴らしさを思い出して暫らくストーブの火に見入り、女房と二人で「やっぱりストーブの火っていいよね~」と満足したのでありました。しかし、ウッドストーブの掃除、皆さん抜かりはないですか?ってこんな真冬に煙突掃除するのは俺だけか・・・

コメント

あはは、、ご苦労さんでした。
私と同じようなことをしてますね、
でも、ブラシは落としませんでしたが、、

一昨年、あなたと同じように苦労して上りましたがカスは全然ありませんでした。よく乾いた薪を燃していたからです。2年乾燥させたので完全燃焼、、隣の家では親父さんが薪割りが面倒でついつい乾燥させないで燃していたのでトップの部分にべったりとタールがつまっていたとか、、雪が降ってきましたね、積もるのかなぁ?

danさん、こんにちは。そうですかdanさんもセルフクリーニング派ですか。実は昨年は薪の用意が間に合わなくて知り合いから買ったのですがそれが湿っていて、今年は断りました。やはり自分で造るのが一番安心ですね。

あははのは♪~♪
うちも今年は免れたけれどきっと来年はキコリさんと同じことに。。。
主人に掃除してよ、そうじしてよ、、、と言って薪ストーブシーズン突入してしまいました!
最初点きが悪かったような気がしますが、煙突たたいても、ガラガラ音しないし、、、新年になってしまいました#
一昨年のシーズン前に掃除してもらったから、今シーズンは免れても、来シーズンは無理だろうナ!
うちの屋根は3寸勾配です
前回は、薪ストーブ屋さんと一緒だったからよかったけれど、今度はひとりの予定!
天窓から上ることを計画していますが、天窓あけたことないし、、、上がれるのだろうか!?
7mの梯子持っていないしなぁ!
すでに寒くなってしまったので今シーズンは掃除しませんよ~(エヘッ!)

お疲れさまでした、お怪我がないのが何よりでした♪

shappyさん、アケオメです。フフフ、来シーズンは同じ穴のなんとやらにならないように注意しましょうね。ロープ貸しましょうか?フフフ・・・

我が家は数年掃除してませんが、快調です。でも何れ掃除が必要でしょうから、その時は宜しくお願いします。(笑)
未だに屋根の上には上がっていませんが、そろそろ掃除しないとねぇ~^^;

泉原原人さん、こんにちは。
ころばぬ先の杖、詰らぬ前の煙突掃除。お互い気を付けましょうね。どうぞ、早めにご用命下さい。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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