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2006年3月12日 (日)

湧水の里

060312 冬の終わり・・八ヶ岳の雪融けが始まり近所の小川の水かさが何となく増えて水音が少し大きくなってきました。この写真は近所にある日本百名泉の一つ、三分一湧水(さんぶいちゆうすい)です。八ヶ岳南麓のこの地区では昔から水利権をめぐり争いが絶えませんでした。何とかこの争いを治めるために考えだしたのがこの湧水を平等に三つの村に分ける事でした。ではどうして三つに平等に分けるか?その為に考えられたのが写真中央にある水流を分けている三角形の石です。不思議な事にこの石を少しでも動かしたりすると流れが変わり水は旨く三等分されないのです。先人が考えた素晴らしい生活の知恵です。いまでもこの石のおかげで三分一湧水は石の後方と左右の三つの流れに分けられて下流の村に湧水の恵みを運んでいます。

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