イベント Feed

2007年2月17日 (土)

国産杉ログハウス完成

Tnaibu

前回のニュースでも報告しましたがもう少し詳しく書きます。北杜市で建設中だった国産杉(天竜杉)の本格的サドルノッチログハウスが完成しました。1本1本の木に履歴が記録された樹齢80年以上、樹高30mの天竜杉を実際にお施主様に伐採して貰い天然乾燥(葉枯らし)を経て北杜市長坂町の当社ログサイトに搬入し加工しました。完成したログハウスは森の景色に溶け込んでそれはそれは美しい姿を見せています。貴重な森の恵み、又、その木がどのように立っていたかを記録として川上(山側)から川下(住まい手)まで結ぶ新しい試み、そうする事によって住まい手にそのログハウスで使われた木がどのうように育ったかを知って頂き日本の山の現状を理解して頂く事が山の荒廃を防ぐ第一歩だと思います。詳細は施工現場拝見(北杜市T邸)をご覧下さい。

2006年11月27日 (月)

新月の木国際協会、エコビルド展と研究発表会

Kennkyu 東京ビックサイトでエコビルド展が今年も11月22日から25日まで開催され「NPO新月の木国際協会」も昨年に引き続きブースを出展しました。又、25日は会場で講演会が開催され増田理事長が講演をされて私も現認者の事について少し話をさせて頂きました。エコビルド展の後、東京晴海の海員会館において定例の「新月の木国際協会研究・開発発表会」が開かれて全国各地で行われている新月伐採に関する研究内容が発表され非常に興味深い報告が数多く寄せられました。特に京都大学の高部先生による新月伐採木の科学的分析はいつも明解でとても参考になる話を聞かせて頂いています。しかし自然の営みとは本当に奥が深くてこんなに科学が発達していても分らない事ばかりです。だから新月の木は単に樹木の事に留まらずに自然界の事を我々に少しずつ伝えようとしているのかも知れません。

2006年9月17日 (日)

八ヶ岳「森つくりの達人」講座2006<秋>

私が理事をしているNPO「新月の木国際協会」では山梨でセミナーを開催する事になりました。これは地元で景観の活動をしているNPO「八ヶ岳南麓景観を考える会」の招きで10月21日に新月の木についての講演と市民による新月伐採を体験して貰うイベントです。私も少しだけ新月の木の活動について話をします。詳しくは当社イベント情報をご覧になって下さい。あなたも秋の日の一日、自然の営みについて学んでみませんか?

2006年5月 5日 (金)

GWログスクール修了

Sukuru 2006年最初のログスクールは無事7日間の日程を終了し、本日生徒さん達は1週間のビルダー体験を胸に刻んでそれぞれの家族が待つ自宅に帰って行かれました。写真の前面に立っている4人が今回のスクール生です。製作したのは写真の後ろに写っている小さなログの小屋でした。結局2段目まで完成しました。この後は次のスクール生が引き継いでログウオールを積み重ねて行く事になります。4人の生徒さん本当にお疲れ様でした。又、八ヶ岳に遊びに来てくださいね。

2006年5月 4日 (木)

ログハウススクール開催中

Sukuru1

  今年もログハウススクールが始まりました。今年最初のスクールはGWの6泊7日間のスクールです。4名の生徒さんが各地から集合し今年も賑やかに始まりました。写真は先生の説明を聞きながら丸太の皮むきからスクールが始まるところです。

  その後、2日目は道具の説明から始まり今日で6日目、生徒さん達もチェーンソーの扱いに大分慣れてきてラフカットに挑戦しています。明日はいよいよ卒業制作です。 Sukuru2_1Sukuru3Sukuru4Sukuru5Sukuru6

2006年3月20日 (月)

新月伐採木講習会in石川県

060318 石川県で初めての「新月伐採木(ノイモントホルツ)」の講習会が開催される事になり「NPO新月の木国際協会」の増田理事長と私の二人でエッチラオッチラ出掛けて行きました。当日は100人近い人達が集まり熱心に話を聞いておられました。多分、皆さんは「新月伐採木」ってどんな木なんだろうという思いで集まられた方達だろうと思いますが、林業関係者が4分の一、製材業者が4分の一、工務店関係が4分の一、一般消費者が4分の一といった構成でした。初日が増田理事長による講演で2日目が私の担当する「現認者講習」という1泊2日の講習会というスケジュールだったのですが私の担当する現認者講習は実際に森の中で伐採して頂いてその木のデータの取り方を実践して貰う実技が含まれるので当日の朝から降り始めた雨と雪でちょっと心配したのですが増田理事長が来ると雨が降らないというジンクスが今回も生きて、何と屋外での作業中のみ晴れ間がのぞき、終わると又、吹雪になるというミステリアスな天気のいたずらでした。石川県の皆さん、研修の経験をいかして是非今後のご活躍を期待しています。

2006年3月13日 (月)

ノイモントホルツの誕生

060311_1 3月10日、11日の両日にかけて東京の主婦会館で「NPO新月の木国際協会」が主催するノイモントホルツ(新月の木)事業者認定発表会とそれに関わる会議があり私も司会として出席してきました。ノイモントホルツとは最近徐々に知名度を増してきた「新月の木」を更に厳しく制度化して一定のルールに当てはめた基準をクリアーした木のみを呼ぶ呼び名で「NPO新月の木国際協会」で商標登録をとったものです。その協会で今回初めて、天竜の榊原商店さんを事業者として認定して日本で最初のノイモントホルツ認定事業者となりました。

榊原商店さんはNPOの発起人としても協力されてこられた方で日本における新月の木の山側の第一人者です。榊原さんは新月の木の科学的根拠を探る為に3年程まえから既に9000本近い天竜杉を試験伐採し試料として提供されてきており今回、榊原商店さんが事業者認定を受けた事により漸くノイモントホルツ(新月の木)の普及に一定の目途が立つようになりました。

「新月の木」という呼び名で現在、全国でいろんな会社や団体が木を扱っていますが残念ながら正しくその意義を理解されているとは言いがたいのが現状です。その大半は新月の時期に伐採されものが新月の木という理解ですが実情は全く違います。又、伐採された木の成分が違うという記述も多いですが正しくは伐採された木の成分が違うのではなく伐採されて正しい期間葉枯らしをして養生を経た場合に満月期に伐採されて同じような経過を経たものとは違いが出る事が分ってきたという事です。

ノイモントホルツ(新月の木)は冬季の新月の前1週間の間に伐採され山で葉を付けたまま一定期間「葉枯らし」した上でやっと山から出されてきた木でしかも必ず1本1本に現認者が立ち会って履歴をつけてNPOに登録したもののみ、その名前をつける事が許されます。

当社でも今後共、「NPO新月の木国際協会」の活動をつうじて正しいノイモントホルツ「新月の木」の普及に努めて行こうと思います。今後の活動にご理解とご協力をお願い致します。

2006年2月26日 (日)

与作ツアー(2月25日)

060225 今年2回目の与作ツアーが天竜で開催されました。今回は当社のお客様のT氏ご夫妻を含めて15人程の方が参加されました。当日は週間天気予報では雨が予想されていて心配しましたが何と当日だけが晴れでその前日と次の日が大雨という幸運に恵まれました。主催者の榊原商店の榊原さんが以前に今まで一度も雨に降られた事は無いと言っていたのを思い出してしまいました。今回も子供達も含めて多くの方が実際に樹齢80年を越える杉の大木の伐採体験をしてその伐採された大木が倒れる時に上げる悲鳴のような轟音を聞き長い年月を経た自然の恵みである大樹を伐採する意味を感じて頂けたらと思います。

1人でも多くの方に日本の山に入って頂き林業の現状と新月伐採を肌で感じて貰える様に今後も与作ツアーに関わって行きたいと思います。

アシストのHP
八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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