暖冬異変の今年の冬、この時期には珍しく南アルプスも黒い地肌の部分が心なしか多くなってきたような気がします。手前の里山の畑も土が見えて黒々としています。
冬の夕暮れ、八ヶ岳側からみていると南アルプスの稜線の西端に静かに夕日が沈んで行きます。あと5分程で稜線に夕日が沈むころ南アルプスにこの日最後の太陽の光が稜線からこぼれて不思議な光のすじが現れます。そしてその光のすじが消えると静かに夕暮れが訪れます。
冬の夕暮れ、自然がおりなす不思議な光のオブジェです。
2000m級の頂きが続く南アルプスも4月に入りどことなく地肌が見える範囲が広がってきました。里山で春の嵐が吹き荒れた翌日の朝、気持ちよく晴れ上がった南アルプスは何となく明るくなっていました。頂の白さと地肌の黒さの比が段々変わっていきます。神々しかった頂きの白さが段々薄れていくようで春の訪れを喜びつつも過ぎ去っていく冬山の美しさも名残惜しくて寂しいような変な気持ちになります。
冬の終わりを告げる湿った重い雪が降った翌朝、久しぶりに雪の南アルプスが美しく雪景色に輝いていました。当社、事務所前から撮りました。
もっと読む
最近のコメント