2022/10/31

御柱祭

 先日、地元の神社の「御柱祭」に参加してきました。と言っても諏訪大社さんの上社や下社程の大きな神社ではありませんがそれでも「御柱」は人の手で引くにはかなりの大きさと重量で聞きしに勝る大変なお祭りでした。

 元々、私が長野に引っ越したのは4年前なので「御柱祭」の事は勿論、山梨に住んでいる時から知ってはいましたし実際に勇壮な「木落とし」や「川渡し」「里引き」を見に行った事もありましたがしかし、自分がそのお祭りに参加する事になるとは全く思っていなかったので自分でも驚きました。

 なんで参加する事になったかと言うと、話は長くなるのですが縁あって長野に引っ越す事になったので近くの神社にお参りに行った時に「これからお世話になります」といって協力費みたいなお礼を納めさせて頂き、合わせてお世話になる所の区にもご挨拶して区費を納めて区民にもさせて頂きました。

 そんな事はすっかり忘れていたのですがある日、郵便受けに「御柱祭実行役員名簿」というものが入っており、その中になんと私の名前も記載されていました。当初は名誉的なものだろうと思い、私みたいな者が参加するもんじゃないと思って気にもしなかったのですが、ある日「今週末から木造り、縄づくりをするので参加する様に」とのお達しがポストに入っており、これはちゃんと話をしなくちゃならんだろうと思い担当の方に連絡させて貰ったら「参加者が足りないので是非参加お願いします」と言われ、聞くと私の暮す地区の区民はお祭りの参加者が少なくて人手が足りないという事でした。

 さあ、それを聞いてからが大変、その週末の木造り等は別の用事が既に組まれていて参加出来ないとお伝えしたのですが、その次のイベントは「山出し」といって御柱を安置している山の中に入って皆でそれを麓の安置所まで下ろして来るという行事です。

 その日まであと2週間も無いタイミングでした。とにかく参加するためには御柱祭の衣装を整えなくてはなりません。地下足袋、股引き、腹掛け、帯、鉢巻、法被これらが各地区で決められたものがあり、色もそれぞれ違います。それも後2週間しか無いタイミングで揃えなくてはならないので兎に角、先輩の役員の方に連絡して「どこで売ってるんでしょうか」とお聞きするところから始まり店の連絡先を聞き、場所を確認して「まだありますか?」と聞いたらも最後の一枚位しかないです」と言われ「それ、私が買いますから置いといて下さい!」とお願いして、それでも足りないものは先輩の役員の方から「これ使わないから差し上げます」と言って貰い遠慮なくお言葉に甘え、何とか恰好だけは祭りの支度が出来ました。

 さあ、その「山出し」の当日、集合場所に朝の6時に集合し皆で山に安置してある御柱の所に行き早速、神事が行われお祭りのムードが高まり地区のあちこりで合図の花火が上がり、爆竹まで馴らされ出発の「木遣り歌」が「子供木遣り隊」を中心に盛大に奉納され、いよいよ雰囲気が盛り上がり「なるほど、これが御柱祭の雰囲気か」と感心させられました。

 そしていよいよラッパの合図とともに山出しがスタート!私の役目は「追っ掛け」といって大きな御柱の後ろ側に付いた引綱を持って御柱がカーブを曲がったり、急な坂道を落ちる時にその方向を変える役割をになっています。

 御柱が人を載せて急な山道を下りていくのですが多くの方達が綱を引いているので息を合わせて引かないと中々大きな木は動いてくれません。ひとつの神社に対して4本の御柱がありそれぞれ一之柱、二之柱、三之柱、四之柱と呼びそれぞれ担当の役員が付いています。

 狭い山道を下りて行くので「エ~こんなとこ曲がるの!」とか「エッ!どうしてもここ通るの」とか言いたくなるカーブが連続して結構大変でした。そんなこんなで漸く「山出し」が無事終了すると再び安置場所に御柱を並べて安置して又、一週間後に今度は祭りのメインイベント「里引き」と呼ばれる御柱を町の中で皆で引いて神社まで運ぶ作業が行われます。

 これには女性や子供達も大勢参加してお祭り気分が最も盛り上がるイベントです。それでも人一人が漸く通れるような急勾配の階段を通すところがあり、さすがに「エ~どうしてもここ通らなくちゃならないの!」と新参者の私は思いましたが皆さんはそこが楽しいようで勿論、道路は全面封鎖してとにかく御柱様が通るのが一番という祭りなので誰も気にしないようでむしろ喜んで引いている様でした。

 そして「里引き」もクライマックスで最後は神社の階段を何とか今度は引き上げなくてはならず、狭い境内で危険なので流石にそこは役員だけで引き上げなくてはならない様で「さあっ!最後だから皆、気合いれて行きますよ!」と最後の木遣り歌に合わせて一気に神社の安置場所に引き上げて無事、奉納しました。

 後日、安置した御柱4本は「建御柱」と言って重機を使って無事に神社の4隅に建てられ又、6年後までそこで鎮座します。

 いや~初めての御柱祭でしたが聞きしに勝る天下の奇祭(良い意味でです)何百年も受け継がれてきた祭りのほんの少しですが経験させて頂いて本当に凄いお祭りだと心から思いました。又、6年後、私がまだ元気だったらまた引かせて頂こうと思います。

2022/09/24

都会生活と田舎暮らしの違い

 毎年この時期になると毎日の様に、ご近所や知り合いから野菜や果物、お米などの農作物が沢山、廻ってきます。そしていつもこんな風に、ご近所から色々な作物を頂けるというのは都会では無理だし本当に田舎では未だにこんな贅沢な感覚を味わえて幸せだと感じています。

 昔の日本の原風景では当たり前の様に繰り広げられていたといえるこの時期のご近所との交流は流石に減ってきていますよね。

 でもこの農作物をご近所に配る、そしてそれを頂いて食事の時に調理して有難く頂くという習慣はお金では買えない人と人の交流やありがたみを感じる事が出来る貴重な風習ではないかと思います。

 都会では中々、近所に農家の方もいらっしゃらないし、むしろ近所付き合いはプライバシーの問題もあってあまり干渉しない方が旨くいったりする事もありますよね。

 最近はネットの発達もあって欲しいものはネットで注文すれば直ぐに手元に届くので別に近所の方が作り過ぎた野菜を持ってくるのを期待しながら(笑)待っている必要もないですよね。

 都会には都会の良さ、田舎には田舎の良さがあり、又、それぞれ不便なところもあり、どっちが暮しやすいかなんて分からないし、それは個人の方がどちらの暮らし方が好きかという事だと思います。もっと言えばどちらも良い所どりが出来ればそれが一番良いかもしれませんね。

 昔は「週末田舎人」なんて言葉もあり、いまでも「週末は北杜にいます」なんてフレーズも結構、巷では聞くことが増えています。

 私が昔、八ヶ岳の自分の家が建つまで暮らしていた地元の団地も結構、駅前の静かなところに建っていて裏はお墓なんかがあったのですが今は「スーパーカブ」というアニメの舞台で主人公の女子高校生が暮していた団地として聖地巡礼なんて今時の流行りですっかり人気のスポットになったりして全く何が起こるか分かりません。

 先日、地元のJR小淵沢駅のホームに向かっていたら、この女子高生のアニメの大きなポスターが飾られていました。

 そういえばこのところ連休になると漸く電車のホームが混むようになり連休最終日ともなると上りのホームで特急電車の「あずさ」の到着を待つ人でホームは結構混雑するようになりました。

そろそろ長かった新型コロナウイルスとの闘いもトンネルの先が見えてきたのかも知れません。私自身はこれからも田舎暮らしを楽しんで暮らしていきたいと思います。

 なので今日も事務所に届いたモロッコインゲンを持って帰って家で食べようと思います(笑)

2022/08/27

本との付き合い

私は本を読むのが好きで昔、思いついて読書記録を付ける事にしました。

 今から20年ほど前からですが当時、自分のPCを持つようになり仕事でも段々、PCが欠かせなくなってきてある日、フト、そういえば自分が今まで読んできた本は読み終わると古本屋に持っていったりして「この本、読んだ」という記録がないよなと気付き、たまに本屋さんで本を買って読んでると「あれっ?これ前読んだような・・・」何て事もあって「そうだ読書記録を付けよう」と思い立ちました。

 そしてそれからつけ始めたんですがある日、一度PCが壊れてデータが飛んでしまった時期があったのでその前の記録が残っていないのですが、昨日、ちょうどそのカウントが1000冊目になりました。

 途中、データも飛んでしまったり中々、読書が出来ない時期もあったりして一概には言えないのですが20年で1000冊、一年で約50冊、一か月で4冊ちょっとなので大体、1週間で1冊というペースです。

 東京でサラリーマンをしているときは通勤時間が片道1時間半、往復3時間程あったので一日で1冊読めたりもしていましたが山梨に来てからは通勤が車で15分程になってしまったので本は寝る前に10分程しか読めなくて読書ペースがガタンと落ちてしまいました。

 今はお隣、長野県から電車で通う事が増えたので電車の中で片道50分程の読書時間が取れます。

 それにしても昔は電車の中で新聞や雑誌や本を読む人が多かったですが今は電車の中で本を読む人は一つの車両の中を見廻しても大抵、私一人くらいしかいません。

 最近は新型コロナ感染拡大の影響で遠くまで旅行に行く事も無くなったので余り長時間、交通機関のお世話になる事は有りませんが昔は長距離バスや電車の移動で読む本が無くなると困るので、予備の本を持って乗らないと気持ちが落ち着かない程、活字中毒でした。

 今は電子本が広まって携帯やPCで本を読む人も増えたので紙の媒体である本の人気は昔ほどでは無いらしく事実、大手の本屋さんが閉店する事も日常的になってしまいました。

 それも影響するのか本屋さんの本の展示方法もやる気のある本屋さんにいくと、あれもこれもこの棚の本、全部下さい!なんて叫びたくなるような本屋さんが少なくなって「この本屋さん、どういう思いででこの本を棚に並べているんだろう?」と首をかしげたくなるような店が多くなりました。

 そういう本屋さんに入ると何故か全く本を買う気になりません。それに反して小さな本屋さんで収蔵本も少なくてもその本屋さんが「この本を売りたいんです!」という意図がしっかりと感じられる店にいくと「おう!この本、面白そうだな」と思いつい手に取ってしまいます。

 今は、本屋さんも若者の本離れが進んでいるので自分達が売りたい本が中々、出版社から配本されないなんて事態も起こっているらしく少し寂しい気がします。

 本は自分のなかで感性を高めてくれて想像力を養ってくれたり、私も昔、読んだ本がきっかけで今の生活を決意したようなところがあります。だから、今年、亡くなってしまったその本の著者には今でも感謝しています。紙のページをめくるあの感覚が自分の想像力を養ってくれる読書は私の大切な営みのひとつです。

2022/07/16

4回目のワクチン接種

昨日、地元の市役所から4回目のワクチンの集団接種の日程決定のお知らせが来ました。いつもの様に近くの体育館での接種となります。今回も高齢者枠での集団接種となり本当に有難いやら申し訳ないやらでスタッフの方には感謝しかありません。

 まだ、現役で働いているので週末しか時間が取れなくて本当は日曜日が一番、良いのですが前回もちょっと痛みが残って肩が上がり難くなったので今回も念のために翌日も休みを取って土曜日に接種する事になりました。

 それにしても新型コロナウイルスの感染拡大が始まってもうかれこれ2年半くらいになりますか・・世界中がこのウイルスによってパンデミックを起こし未だに収束する気配がありません。

 小さな小さなウイルスが人類の生活に大きな変化をもたらすなんて誰が想像していたでしょう?先日、TVでマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏が新型コロナウイルスの感染が始まる前の2015年頃からウイルスによる世界的なパンデミックが起こる危険性をと唱えていたと報じていましたが、まさかそんな事が本当に起こると一体どれだけの人が予想したでしょう。

 今でこそビルゲイツ氏の著書「パンデミックなき未来へ 僕たちにできること」が話題になり多くの人が注目していますが、それもこの新型コロナウイルスが感染拡大を起こしたその後です。

 現在、日本は第7波の感染拡大が始まったと言われています。私達も少しずつこの感染拡大に慣れてしまって少し油断する様になりました。外に出ても未だに多くの人がマスクを着用していますが少しづつ掛けない方も見かける様になりました。

 いずれこの新型コロナウイルスも感染を止める事は出来なくても少しづつ集団免疫を得る様になって重症化リスクが少なくなっていくのだろうと想像はしていますがまだ出口は見えません。

 どんなに科学が発達しても人が病気になる事は避けられないし残念ながら亡くなる事も避けられません。それなら出来るだけ今ある毎日を大切にする事しか出来ないなと最近、ボケてきた頭でぼんやり感じています。段々、夫婦ともボケて来て毎日がボケのかましあいの様な様相を呈してきておりますがもう少しワクチンを打って貰って頑張ろうかなと思っています。

2022/06/30

異常に早い梅雨明けと真夏の始まりと新月

毎年の事だけど温暖化の影響か、季節がどんどん前倒しになっているようで今年の梅雨も、つい先日梅雨入り宣言したと思ったら、もう梅雨があけて、あっというまに今度は真夏の灼熱地獄が始まってしまいました。

山梨県も甲府市は毎年全国一の気温を記録する日もあって昨日も38度まで上がりました。私も甲府近くの現場に行く仕事があって出来るだけ朝早くに設定していたのですが、それでも暑かったです。

地球温暖化が進むと干ばつと洪水の異常気象が繰り返されると言われていますが日本列島も梅雨の無いはずの北海道が梅雨末期の様な大雨が降り、西日本から東日本にかけては猛暑が続き干ばつが懸念されて今後の農作物への影響が心配です。

本来、四季の変化が美しいはずの日本も段々、季節がおかしくなって来ました。そんな中、林業家の知人が送ってくれた昨日の写真にすごく癒されました。昨日、6月29日は新月でした。

彼は山の中の川に掛かった橋の上で真っ暗な山の上に広がった月の無い暗い夜空に広がる星空を見上げて冷たいビールを飲みながら普段とは全く違う詩人の様なコメントを送ってきました。

余りの自然の美しさに思わず詩人になってしまったのでしょうね。普段は日本中を木材を載せて走り廻るパワフルな姿しか知らないので思わず笑ってしまいました(失礼)

ネガテイブな情報が毎日溢れて天気もおかしくて何だか追い詰められた様な気持ちが彼の写真一枚でホッとしました。やはり日本の自然は美しい!

2022/05/28

今だから思う事

新型コロナウイルスの感染拡大からもう2年が過ぎようとしています。又、最近ではロシアによるウクライナ侵攻も世界に衝撃的な波紋を引き起こし世界中に様々なストレスが広がっています。

 我々の建築業界にも様々な影響が広がり資材の高騰や納期の遅れ等、いつになったら元の生活に戻れるのか未だ出口が見えない状況です。

 何とか明るい話題をと考えてみましたが、どうしても今のこの状況を避けてお気楽に明るい話題を考え付かない状況です。

 ネットではこの状況は第3次世界大戦への入り口であると自説を唱える人もいて何だか恐ろしい限りです。私は前回の第2次世界大戦後に生まれているので実際に戦争そのものの体験はありませんが母方の祖父は陸軍のお偉いさんだったそうで、馬に乗って軍服を着た立派な写真を見た事があります。

 祖父は毎朝、体操と乾布摩擦を欠かさない人で体型も死ぬまで立派な体型を保っていました。そして最後は朝、新聞を開いて読んでいる姿のまま亡くなっていたそうです。

 戦争はどんな理由があっても許されるものではありません。この地球上には人間だけでなく様々が生き物が共に暮らしています。人間だけが大きな力をもち自然を牛耳って環境破壊を自ら引き起こしています。

 この上、自分達がお互いを傷つけあうという愚行を続ければその存在そのものが危うくなりかねません。これは脅かしでも何でもなく現在の大国間の戦争は一瞬にしてお互いを消滅させる事が出来る力をお互いに持っています。

 誰もがそんな力を実際に駆使する事は無いと思っていますが、こればかりは大国の指導者という人間が決める事なので絶対は無いような気がします。又、過去には実際、日本だけがその恐ろしい破壊力を体験していて、長い年月を経た今でもその影響は続いています。

 そして最近TVを見ていて気になるのはこの戦争の解説者として登場する何人かの有識者の肩書です。その方達はある方は最先端科学技術の専門家であったり軍事評論家であったり防衛相の方だったり普段は私達のような人間が接する機会の少ない方達です。

 特に最先端科学技術の専門家の方が戦争の解説を行うという事になにか背中がざわつくのです。本来は人間の幸せの為に開発されるはずの最先端科学技術が結局、戦争の優劣を決める破壊兵器に生かされているという現実を目の当たりにしたような気がしてなりません。そんな事ならこれ以上、便利にならなくっても良いやと思ってしまいます。

 段々、自分も年齢も重ねて今、最新のスマホもアプリもパソコンも車も結局、その素晴らしい性能のうち実際使えているのは僅かしかありません。私が生まれたウンジュウ年前、昭和の始めの頃はTVもなく洗濯機もなく電話もともすれば近所に借りにいく様な状況でした。決して裕福ではありませんでしたが不幸でもありませんでした。皆そんなものだと思っていました。

 近所には必ず空き地と原っぱがあり子供達は大勢で走り廻って暴れて大人達に怒られていました。今は子供達はスマホを一日中眺め、ゲームに興じて一人で楽しむ事が出来ます。近所に空き地はなく公園はあっても管理が厳しく暴れる事も出来ません。

 昔が良かったとは言いません。今も世の中便利になって素晴らしいとは思います。しかし、コロナが蔓延し、戦争の脅威が近づいている今だからこそもう一度幸せって何だろう?と立ち止まって見る事が必要ではないでしょうか?TVも消し、携帯も電源を切り自然の中で山や川や空を見上げてみる時間が今だからこそ大切なような気がします。

2022/04/30

繰り返される戦争の愚かさ

ロシアによるウクライナ侵攻が始まって数か月が過ぎました。私自身は戦後の生まれなので戦争体験はありませんが、この時代に戦争が始まるとは考えもしませんでした。

 現代における戦争状況はリアルタイムで情報発信がされて世界中の人達がその様子を知る事が出来るとともに、逆に事実と異なる情報も発信出来る為にそれを受け取る側にとってはどちらが本当の情報なのか自分達で判断しなければならなくなります。

 それは考えてみると現代の情報戦の恐ろしさでもあるのかも知れません。どちらを信じるかは各個人の自由意思によるものだし、かつて日本も大本営発表の元、多くの日本人が誤った戦争情報を受け取り、それを真実だと受け入れるしかなかった経験をしています。しかしそれはもう70年以上前の事でした。それがこの現代で再び起こるとはとても信じられません。

 そして日本もその戦争に直接関わらないにしても、その影響は避けて通れない状況に陥っています。かつて経験した東西冷戦の脅威が又、進んで行くのでしょうか?一体、何度人類は愚かな戦争を繰り返せばその結果もたらされる悲劇を思い出すのでしょうか?かつて日本が経験した原爆の脅威、一度でも広島平和記念資料館を見学すればそれがどれほど愚かな結果を長い時間、人々に強いる結果になるか気づくのではないでしょうか?

 一国の代表者が又、人類にとって最も恐るべき兵器の使用をちらつかせる、そんな事が許されてはなりません。どんな理由があっても、あの恐るべき兵器の使用を許してはいけません。もっと言えば恐るべきその兵器は人類が持ってはいけない力だと私は思います。

 以前、最先端科学の進歩を発表するシンポジウムにログハウスの資料展示を提案して頂いて参加させて頂いた時に「何故、私達の様な最先端科学とは無縁のものを推薦して頂けるのですか?」とお聞きしたら「現代の最先端科学の発展が人類に本当の恩恵をもたらしているのか、実は最先端の兵器に利用されているだけではないのか?というのが隠れたテーマなんです」とお聞きして驚いた記憶があります。

 いかなる理由があっても戦争による解決が人類を幸せには出来ないと思っています。例え一時期、戦争で屈服させても人々の心の中までは抑えつける事は出来ません。その結果は又、その報復の闘いが待っているだけです。いつまで人間はこの愚かな闘いを繰り返すのか、それは一国の指導者が肝に銘じなければならない事だと思います。

 戦争による解決は戦争による報復をもたらす。これにより多くの人間が傷つき自然は破壊され結局、自分達にその報いが返ってきます。どうか一日でも早く、この戦争が終結する事を願っています。

2022/03/28

新しい春の始まりと変化の始まり

今年もそろそろ3か月が過ぎ、来月からは多くの会社や学校で新年度が始まります。

電車に乗っていても何だか最近、子供達の乗ってくるのが少ないなと思っていたら、もう卒業シーズンで子供達も春休みに入っているんでした。どうりで少ないはずです。

新型コロナの感染も漸く峠を越した様ですがもう、次なる感染拡大が発生しそうでまだまだ先が見通せない様子です。

我が社も来月から新しい仲間が増える予定で又、心を新たに新体制を築いていかなくてはなりません。

それにしても今年はロシアのウクライナ侵攻等で物騒な世情やそれに伴う経済の不安定が懸念されていて、なにやら年初から変化の多い新年度になりそうです。

八ヶ岳周辺では新型コロナの影響で相変わらず移住希望者が多く、新しい生活様式を求めて多くの方が自然一杯の八ヶ岳南麓での暮らしを目指して新たな生活を始めようとされています。

標高1000mを越える高原地帯のこちらでは春の使者の桜はまだこれからですが標高の低い地域ではそろそろ見頃を迎えた桜もあるようです。これから新しい暮らしを始めようとされている方には八ヶ岳南麓の桜がどう映るのか楽しみです。

さあ!私達も気持ちを新たに4月から又、気を引き締めていきたいと思います。桜、早く観たいな~

2022/02/26

ワクチンと冬季オリンピックと・・・

今年に入り新型コロナウイルスの変異型が猛威を振るっていますが。私も高齢者の3回目ワクチン接種の案内が送られてきて先日、やっと受けて来ました。

 私の場合はファイザー+ファイザー+モデルナの順番でワクチン接種しましたが3回目のモデルナがちょっと悪寒が1日ほどしましたが発熱する事は無く、無事に接種を終えました。接種部位の腫れは1週間ほど続きましたがこれも赤くなる程度でそれほどきつくはありませんでした。このまま、感染が落ち着いてくれれば良いのですがまだ要注意ですね。

 そうこうしているうちに冬季オリンピックが始まり日本の活躍をTVで応援させて貰いましたが何だか今回のオリンピックはルール違反による失格やら判定の不満やらドーピング問題の曖昧な適応やらで何だかスッキリしませんでしたね。

 そしてこれからパラリンピックと思っていたらロシアが突如、ウクライナに侵攻を開始して本当に今年は年初から驚く事ばかり起こります。

 あまりに心を痛める事が多いので最近は寝る前に心を落ち着けようとTVのユーチューブで寝る前の心落ち着く音楽とやらを掛けて、睡眠導入効果のあるお茶をゆっくり飲んで寝る様にしています。そうでもしないと寝る寸前まで心がざわついてて、そのまま床につくようになって眠れなくなってしまいますからね。

 今年もそろそろ冬が終わりをつげ、心待ちにしている春の穏やかな桜の時期が待ち遠しいですが世の中のざわつく騒ぎが早く収まる事を願います。

2022/01/25

2022年の始まり

新しい年が始まってもう1か月を迎えようとしていますが今年は年初から新型コロナウイルスの変異株の猛威が広がって波乱の始まりとなりました。仕事的にも又、木材や設備機器の調達が難しくなり新型コロナの感染が初めて話題となった2年前と同じ様な状態となり振り出しに戻った様な状況です。

一体いつまで続くんだろう?と思ってしまいますが嘆いても仕方ないので自分で出来る限りの対策をとって何とか乗り切ろうと思います。

今年は昨年、東京オリンピックが一年延長になった為にもうすぐ冬季オリンピックが開催されるので何だか不思議な気がします。又、日本選手の活躍が楽しみです。

私的には昨日、高齢者向けの3回目のワクチン接種の申し込み手続き書類が送付されて来ました。何だか3回も接種して貰って申し訳ない様な気もします。関係者の皆さんの大変な苦労を思うと感謝しかないですね。

今年は地域的にも諏訪湖の「御神渡り」が出来そうで中々出来なくてヤキモキしています。先日、結構な厚い氷が張って「これはもしかしたら・・・」と思ったのですがその後、溶けてしまい「御神渡り」は出来ずしまいでした。又、今年は7年に一度の日本有数の奇祭「御柱祭」が予定されています。木に関係する仕事をさせて頂いているので、とても楽しみにしているお祭りですが新型コロナウイルスの感染拡大で今回はどうなってしまうんでしょうね。ちょっと心配です。

新しい年の始まりはいつも「今年はどんな年になって、どんな方達と出会うんだろう?」と楽しみです。今年もどうか「森の囁き」を宜しくお願い致します。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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