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2020/08/07

最近思う事(おじさんの呟き)

どうも最近、気になって仕方ないのですが歳を取ってきた所為か、どうもTVの報道や巷の漏れ聞こえてくる話の中でカタカナ英語まじりの単語が気になってしかたないのですが、皆さんは気になりませんか?

 例えば新型コロナ感染拡大関係のニュースで「東京アラート」「ソーシャルデスタンス」「Go To キャンペーン」等、どれも分からないではないですが何故「東京感染警戒」「人との間隔確保」「旅行に行きましょう」とかではダメなんですかね?そういう感想そのものが既におじさん?なのでしょうか?どうも最近はやたらカタカナ英語が流行していて物事の本質そのものが良く分かっているような分かっていないような気がして仕方ありません。

 「ソーシャルデスタンス」も元々は心理学や社会学のような学術的な人と人の距離の取り方が及ぼす心理的な影響をとらえた言葉だと思っていました。その中でソーシャルデスタンスというのは初対面の様な比較的あまり親しくない関係の人同士がとる距離感とされています。つまり適当な距離をとる人間関係という事で具体的には2~3m程度という事ですかね。

 他にもコロナ関係ではなく良く使う言葉に「オフレコでお願いしますよ」なんてのも良く使われますが、日本語では「他言無用でお願いしますね」という事になるんでしょうが、これも本当は「off the record」つまり記録を取らないで下さいね。公表しないで下さいねという事で逆は「on the record」になるんでしょうがこれは「オンレコでよいですよ」とは言わないでですよね。

 どうも自分があまり英語が得意ではないので思うのかも知れませんが、ここは日本語でも良いんじゃないですか?と思うところで敢えてカタカナ英語が使われる機会が多くて、もっと日本語を大切にして欲しいと思う事が増えてきました。

 笑われるかも知れませんが最近のミュージックシーン(これもカタカナか)でもやたら英語の歌詞が増えてきて何を歌ってるのか殆ど聞き取れない(笑)曲が増えて来てませんか?単に耳が遠くなってきた(笑)という話もありますが・・・きっと作詞家の方の苦労も大変だなと思います。

 私は高知県出身なので地元言葉は高知弁になります。有名な映画のシーンで「なめたらいかんぜよ!」というのがありましたがこれももう殆どの方が知らないでしょうね。亡くなった名女優 夏目雅子が扮する土佐の侠客、鬼龍院政五郎の妻、花子の生涯を描く「鬼龍院花子の生涯」でヒロインの放ったこの言葉が当時は随分、流行しました。

 今でも地方に行くと地元の言葉が耳にやさしく聞こえますが、昔、初めて沖縄に行った時に、沖縄はまだ観光地の整備があまり進んでなくて町で出会ったオバアに道を尋ねたのですが、全く言葉が分からずに苦労した思い出があります。でもイントネーションはとてもやさしくて耳触りの良い言葉でした。

 出来ればこういう大切な言葉をいつまでも大事に出来る文化が生き残ってくれれば良いなと思うこの頃です。

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