猛暑の夏の始まりと地球温暖化
今年も一段と早く梅雨が明けたと思ったらいきなりの猛暑が襲ってきて今年も暑い夏が始まりました。何度も書いてきましたが八ヶ岳のここ数年の異常気象も日本中で起こっている異常気象と同じで地球温暖化の影響を強く受けています。
環境学者さん達はこの先も地球温暖化による異常気象により干ばつと洪水を繰り返すと予想されていますがどうやらこの世界的傾向が日本にも起こっている様な気がします。
八ヶ岳で家造りを始めてもう30年近くになりますがここ数年「エアコンを付けたいんですが?」という相談が増えて来ています。昔は「エアコンなんてこの辺りには付けている家は1軒も無いですよ」なんて言っていたのがここ数年は「そうですよね。真夏の数日間はエアコンが欲しくなりますよね」なんて話をしなくてはならなくなりました。
先日の西日本の集中豪雨による被害も大変多くの住民の方が亡くなられて本当にひどい災害になってしまいました。私も日本は島国で廻りを海に囲まれているので今後、学者さん達が予想するような大型の台風、それも従来の台風の常識をはるかに超えるモンスター台風が発生しやしないかと心配です。温暖化が進み海水の温度が上がってくると充分考えられる事なので注意が必要です。
ひとつ心配なのはここ数年、山の斜面を削って大規模ソーラーパネルが設置されている事です。ここ北杜市は日照率日本一の地域で一躍ソーラーパネル設置に目をつけた業者が次々と山を削り大型の太陽光パネルを設置しています。
本来、土砂災害を防ぐ役割を果たしていた森がその機能を失い土地の保水力が減り土砂災害に繋がらないか心配です。実際、今回の西日本の集中豪雨でも太陽光パネルが土砂ごと崩落して下流に流された例が発生したようです。
太陽光パネルの場合は土砂災害だけでなくパネルそのものに有害な金属が含まれておりパネル崩壊による環境への被害も心配されます。
この地球規模の温暖化は人間が引き起こした自然の変化です。ですから人間が責任を持ってその自然へのインパクトを最小限におさえる努力をしなくてはならないと思います。経済発展も大切ですが自然環境はもっと大切です。国を挙げて環境保護に取り組まなくては手遅れになってしまいます。一人ひとりが今出来る事をスタートさせましょう。
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