選挙にまつわる話
今年は選挙にまつわる出来事が多いような気がします。先日、実施されたイギリスの国民選挙でのEU(欧州連合)からの離脱や日本でも選挙権年齢を18歳以上に引き下げる等、大きく選挙にまつわる変化が起こっているように感じます。
これだけ世の中の仕組みが複雑になり色んな情報が溢れる世の中になってくると中々、本当の事が逆に見えなくなってくるように思います。
選挙は民主主義における基本的な仕組みとして最も大切な事ですが賛成と反対が拮抗してくると中々どっちが正しいとは言えなくなってきますね。
昔、まだ文明が今みたいに発達していなくて人々が自然と共に過ごしていた時期は一緒に行動する人々の群れの中に「シャーマン」や「長」と呼ばれる様な有力者がいて人々は困った事があるとその有力者の元に相談に行き、お伺いをたて自分達が行くべき道を決めて貰っていました。
しかし、通信手段が発達した現代では誰でも自分の意見を世界中の人々に発信する道具を持ち自分達自身が「シャーマン」や「長」となりうる道具を手に入れました。その結果が情報の氾濫を呼び逆に真実が見えにくくなってしまった様な気がします。
選挙という手段は自分達の意見を間接的に反映する代表を選ぶという側面を持っていると思いますが選出した議員が自分達の思いを100%反映してくれるとは限りません。それは全権委任した訳ではないのである意味仕方ない事だとは思います。
しかし、だからと言って自分達の意見を言わない(選挙に行かない)のは民主主義を否定する事になる様な気がします。
新しく投票権を得た若い人達がこれからの日本を背負って行かなくてはならないしちょっと年取ってしまった(笑)自分達はその若い世代の人達に負の遺産を残さないようにする義務があります。
私は都会から離れた森の中に住んでいて自然の大切さを実感しています。経済発展も大切でしょうが自然と共に暮らす事もこれからの若者にとってみても大切な事だと思っています。
経済発展だけに気を取られているとその裏で大切な何かを失っていく事を見失いがちです。精神的な豊かさが無ければ人々が穏やかに生きていく事は難しいとつくづく最近思います。
大切な選挙権を良く考えて有効に使う事で自分達の未来を決める事が出来ます。「イエス」でも「ノー」でも自分達の意見を述べる事が最も大事です。
その際、少しだけ森の木々の事も頭の隅に置いて貰えると(笑)嬉しいです。
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