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2022年5月

2022/05/28

今だから思う事

新型コロナウイルスの感染拡大からもう2年が過ぎようとしています。又、最近ではロシアによるウクライナ侵攻も世界に衝撃的な波紋を引き起こし世界中に様々なストレスが広がっています。

 我々の建築業界にも様々な影響が広がり資材の高騰や納期の遅れ等、いつになったら元の生活に戻れるのか未だ出口が見えない状況です。

 何とか明るい話題をと考えてみましたが、どうしても今のこの状況を避けてお気楽に明るい話題を考え付かない状況です。

 ネットではこの状況は第3次世界大戦への入り口であると自説を唱える人もいて何だか恐ろしい限りです。私は前回の第2次世界大戦後に生まれているので実際に戦争そのものの体験はありませんが母方の祖父は陸軍のお偉いさんだったそうで、馬に乗って軍服を着た立派な写真を見た事があります。

 祖父は毎朝、体操と乾布摩擦を欠かさない人で体型も死ぬまで立派な体型を保っていました。そして最後は朝、新聞を開いて読んでいる姿のまま亡くなっていたそうです。

 戦争はどんな理由があっても許されるものではありません。この地球上には人間だけでなく様々が生き物が共に暮らしています。人間だけが大きな力をもち自然を牛耳って環境破壊を自ら引き起こしています。

 この上、自分達がお互いを傷つけあうという愚行を続ければその存在そのものが危うくなりかねません。これは脅かしでも何でもなく現在の大国間の戦争は一瞬にしてお互いを消滅させる事が出来る力をお互いに持っています。

 誰もがそんな力を実際に駆使する事は無いと思っていますが、こればかりは大国の指導者という人間が決める事なので絶対は無いような気がします。又、過去には実際、日本だけがその恐ろしい破壊力を体験していて、長い年月を経た今でもその影響は続いています。

 そして最近TVを見ていて気になるのはこの戦争の解説者として登場する何人かの有識者の肩書です。その方達はある方は最先端科学技術の専門家であったり軍事評論家であったり防衛相の方だったり普段は私達のような人間が接する機会の少ない方達です。

 特に最先端科学技術の専門家の方が戦争の解説を行うという事になにか背中がざわつくのです。本来は人間の幸せの為に開発されるはずの最先端科学技術が結局、戦争の優劣を決める破壊兵器に生かされているという現実を目の当たりにしたような気がしてなりません。そんな事ならこれ以上、便利にならなくっても良いやと思ってしまいます。

 段々、自分も年齢も重ねて今、最新のスマホもアプリもパソコンも車も結局、その素晴らしい性能のうち実際使えているのは僅かしかありません。私が生まれたウンジュウ年前、昭和の始めの頃はTVもなく洗濯機もなく電話もともすれば近所に借りにいく様な状況でした。決して裕福ではありませんでしたが不幸でもありませんでした。皆そんなものだと思っていました。

 近所には必ず空き地と原っぱがあり子供達は大勢で走り廻って暴れて大人達に怒られていました。今は子供達はスマホを一日中眺め、ゲームに興じて一人で楽しむ事が出来ます。近所に空き地はなく公園はあっても管理が厳しく暴れる事も出来ません。

 昔が良かったとは言いません。今も世の中便利になって素晴らしいとは思います。しかし、コロナが蔓延し、戦争の脅威が近づいている今だからこそもう一度幸せって何だろう?と立ち止まって見る事が必要ではないでしょうか?TVも消し、携帯も電源を切り自然の中で山や川や空を見上げてみる時間が今だからこそ大切なような気がします。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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